大切な人との記念日を特別な日に
今日はめでたく娘の結婚式。
今まで何度この日の事を考え、色々な想いを巡らせた事であろうか。
正直、寂しい。それはきっとどんな親でも大切なわが子が旅立つとなれば思うのではないか。
「結婚式撮影しますよ〜」そうカメマンが叫ぶ。
「記念撮影、いきまーす!」ここで1枚撮りまた後でも撮るらしい。
母さん(私の妻)は「笑いなさいよ〜(笑)こんな日くらい!」
娘が産まれる前にその時最新のカメラをそういえば買ったな。
一人娘の瞬間を残したい。愛おしい娘の記録を、と。
産まれ我が屋へ来たその日から撮り続けた大切な記録。
どこへしまっかだろうか?
そう考えていたら私の知らないうちに計画されていたことが起きた。
そう、その写真たちがスライドで流れている!
娘がマイク越しに言う。「お父さん、沢山私の事、愛してくれてほんとにありがとう。
この前この写真たちをみつけてお父さんが私をみていてくれたのか、なんだか嬉しくて涙が出たよ。」
涙する娘。
そんな言葉を言われ私も感極まり目が潤だ。スピーチが終わりマイクが私に向けられる。
切なくて嬉しくて言葉が出ない。一生懸命な震えた声で「幸せになれよ」そういうのが精一杯であった。
その後式の最後にまた記念撮影を撮るので、式場の前に集合かけられた。
最後の記念撮影くらい思いっきり、笑ってみよう。カシャ!最高の結婚式であった。