結婚式の際の撮影では式場に依頼するか、自分でプロのカメラマンに外注するかの選択肢から選ぶことになります。式場が用意しているウエディングプランでははじめからカメラマンによる撮影サービスが盛り込まれていることも多いのですが、最高の形で記録に残したい、という場合にはプロのカメラマンを自分で探して外注するのも選択肢の一つとなります。

この結婚式の撮影をプロのカメラマンに外注する大きなメリットとして挙げられるのが「費用が安く済む」点です。どうしても自分でプロに依頼するとなると費用が高くなってしまうイメージが付きまといますが、結婚式の撮影に関しては事情がまったく別で、場合によっては3分の1以下の費用で済ませることもできます。これは式場に依頼した場合、式場からカメラマンに発注した場合に中間マージンが生じるのが主な原因です。つまり外注すれば払わなくて済むお金を支払ってしまうことになります。

そう考えると自分でカメラマンを外注した方がずっといい、と考えるのも当然ですが、実際に依頼する際にはいくつかの注意点とポイントを踏まえておくことがあります。まず結婚式場の受け入れ環境。中間マージンを受け取れなくなることもあってか大半の式場ではカメラマンの外注を歓迎していません。そのためはじめから外注を断っているところもありますし、そうでない場合でもさまざまな不都合が生じてしまうケースが多いのです。例えば式場が依頼したカメラマンなら立ち入りが許されるエリアも外注のカメラマンでは不可になる、あるいはカメラマンが撮影器具を持ち込む際に別途費用が請求されるといったケースも見られます。

ですから、結婚式の撮影を外注で依頼するかどうかは式場を決めた後に検討するのではなく、まず外注すると決めたうえで式場を選んでいくことが求められます。候補の式場が外注のカメラマンに対してどのような環境を用意しているのか、気になる場合には直接確認しておくとよいでしょう。結婚式の撮影を扱っている業者では依頼するとそうした点を無料で調べてくれるサービスを用意しているところもあるので賢く利用したいところです。